精度管理・試験所認定

NITE、標準物質生産者の認定区分に有機混合標準液のLC/MS値付けを追加

ASNITE文書RMRP24第3版が11月2日から適用。フレキシブルスコープの認定区分に、有機混合標準液とLC/MS法の組み合わせが加わりました。

製品評価技術基盤機構(NITE)の認定センターIAJapanは2026年11月2日、ASNITE標準物質生産者フレキシブルスコープ認定区分一覧(RMRP24-03、第3版)を改正し、同日から適用しました。対象地域は日本、対象はASNITEのフレキシブルスコープを利用する標準物質生産者です。これは認定区分の変更であり、新たな分析法や標準物質製品の発売、すべての試験室への一律の義務付けではありません。経過措置は公開文書に記載されていません。

LC/MS装置と褐色の試料バイアルを描いた分析室のイメージ。ゴシック体で『有機混合標準液にLC/MS』と表示

NITEが公開した改正要旨は、化学分野の認定区分に『有機混合標準液』を認定対象標準物質、『LC/MS法』を値付け技術とする組み合わせを追加したと明記しています。第3版の一覧には、金属標準液のキレート滴定法・ICP-OES、無機・有機混合標準液の質量比混合法、単一成分の有機化合物や含フッ素有機化合物に対する核磁気共鳴法などの区分も掲載されています。今回の追加を、それら既存区分の廃止や測定条件の変更と取り違えないでください。

標準物質の製造・値付けに携わる事業者は、申請または認定範囲の変更を検討する際、有機混合標準液とLC/MS法の組み合わせが自社の対象・技術に合うか、RMRP24第3版と関連するASNITE要求事項を照合できます。標準物質を購入・使用する分析室は、個別製品の認定範囲と証明書を確認し、この区分の追加だけで特定製品が認定済みと判断しないことが重要です。