NMR REFERENCE / PEAK LOOKUP

NMR溶媒・水・不純物ピーク検索

測定溶媒を選ぶだけで、残留溶媒・水・混入しやすい物質の化学シフトを確認。気になるppmから候補も探せます。

9 重水素化溶媒¹H / ¹³C 両核種34 不純物

01 · SELECT

測定条件を選ぶ

02 · REVIEW

参考ピーク

横軸はNMRの慣例に合わせ、左が高ppmです。線の高さは強度を表しません。

種類・物質シグナル位置多重度・注意

03 · TRY IT

7.26 ppmのピークを調べる

CDCl₃で測った¹Hスペクトルを例に、文献値を候補探しに使います。

  1. ¹H・CDCl₃を選ぶ最初の表示では残留CHCl₃が7.26 ppm、水が1.56 ppmです。どちらも測定条件で動き得る目安です。
  2. 7.26を入力する初期設定の検索幅は±0.10 ppm。範囲に入る文献値が表示されますが、一致しただけで試料由来か溶媒由来かは決まりません。
  3. 不純物も表示して照合する「+よく混入する不純物」を選ぶと、近くにトルエンも候補として現れます。トルエンを疑うならメチル基の約2.36 ppmなど別の信号と調製履歴を確かめます。残留CHCl₃とクロロホルムの表示は、別々のピークが2本あるという意味ではありません。

DMSO-d₆では残留2.50 ppm・水3.33 ppm、CD₃ODでは残留3.31 ppm・水4.87 ppmが文献値の例です。9溶媒の一覧と¹³Cの読み方は解説記事で確認できます。

04 · INTERPRET

位置だけで決めないために

01

候補を絞る

溶媒、水、不純物の位置と多重度を照合します。検索結果は同定結果ではありません。

02

ほかの信号も見る

一つのピークが一致しても、同じ物質の別のピークがあるか、積分比や試料調製履歴も確認します。

03

測定条件を考える

水やOH・NHの位置は特に変動しやすく、温度、濃度、共存物などで文献値からずれます。

データの範囲

Fulmerら(2010)の補足資料に基づく298 Kの文献値です。対応する9溶媒と掲載された不純物のみを表示します。D₂O中の¹HではHDOを示し、¹³CではD₂O由来の炭素ピークはありません。実測スペクトルのピークを自動同定・削除しません。

原著の補足資料を見る ↗

DEEP DIVE

ピークの意味を図解で理解する

9溶媒の早見表、CDCl₃の実例、水ピークが動く理由、同じppmに複数候補があるときの判断をまとめました。

解説記事を読む →

構造式と一緒に確認する

Chemlioraでは構造式から¹H・¹³C NMRの概略スペクトルを表示し、文献上の溶媒・水・不純物ピークを重ねられます。予測値は選択した溶媒に合わせて補正されません。

Chemlioraでスペクトルを開く →